2022年9月16日㈮〜18日㈰に[第二回]Startup Weekend 仙台(以下、SW仙台)に参加してきました。 自分にとって三回目となるStartup Weekendはただただ悔しく苦い経験で、帰りの飛行機でも私は悔しさで涙がにじむほどでした。しかし仙台の方が沖縄から来た私を優しく助けてくださり、仙台に対する愛着や今後の活動のエネルギーを私に授けて下さいました!

Startup Weekend とは
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・[第二回]Startup Weekend 仙台 の詳細はこちら
・過去に参加した Startup Weekend の記事もあるので、よろしければこちらもどうぞ
良かった点・悪かった点
良かった点
自分がやり通したい事業の軸をもっていたこと
事前に「個人飲食店をサポートする」という自分の価値観や助けたいターゲットは明確にしていました。そのお陰でイベントの3日間通して、事業の軸はブレませんでした。それに初日でチームが結成出来なかった時でも、コーチングセッションが終わった後でも、困難が色々あっても途中で諦めずに行動し続けることが出来ました。
困ってることを素直に表現できたこと
心理的安全性の低い環境で困っていることを相談するのは難しいです。でも起業家ならどんな環境でも困ってることを素直に相談すべきだし、そのスタンスが自然と自分への応援にも繋がっていきます。私は一日目のチーム作りでは素直に「誰も来てくれなくて困ってる」と言えず、メンバーを集められず失敗に終わりました。そのため私はFacebookグループで投稿をして、自分が困っているポイントを公開しました。この投稿が最初のメンバーの加入に繋がり、コーチ陣やジャッジの人にも気にかけてもらう契機になりました。
長距離の移動をしたこと
今回は沖縄から仙台に移動してイベントに参加しました。この移動をするだけで相手には熱意を感じて貰えたり、懇親会や自己紹介の時に相手に強く印象を残せたのでは無いかと思います。やはり部屋の中であれやこれやするだけでなく、外に出て行動するのは大事でした。
悪かった点
人を引き付けられなかった一分間ピッチ
初日の私の一分間ピッチは言いたいことが言い切らず消化不良で終わりました。そのため私のアイデアには票が集まりませんでした。。。。。
幸運なことに会場にいたスポンサーの方から「一分間ピッチとは」を教わることが出来ました。教わったのは、①相手をワクワクさせるのが大事 ②どれだけ夢や期待が膨らむ話をして、詳細は後で聞きに来てねと促せるか ③アイデアを実現するために困ってることを言うのも大事 だと。
今後は上記三点の構成を意識して、短い時間で人にアイデアを話しして伝える練習を重ねていこうと思いました。

人に自分の考えを伝えられない
考える力が不足しているため、相手にアイデアを伝えきれないのも実感しました。私のような直感型行動派にあるあるだと思うのですが、アイデアはあっても相手に正確につたえられない。この属性のためチームメイトにすら私の考えが伝わらず苦戦しました。
引き続きブログの更新や誰かと話す機会を増やしてアウトプットの練習をすると同時に、次の事項に書いてある思考を整理する習慣も行おうと思いました。

アイデアを整理する時にパソコンを使う
私は人の話をメモしたり、アイデアをまとめるときはパソコンでメモするクセがありました。しかしチームメイトからパソコンでなく手書きをしてみらたと勧められました。アイデアまとめるのが得意な人は手書きが多い?と思い、調べてみるとこんな記事を発見しました。
早速私はコンビニで鉛筆とノートを買い、アイデアをまとめてみました。私の頭はアイデアだけに集中して向き合え、今までにないペースでアイデアを整理出来ました。今後もアイデアを考える際やメモにも手書きをしばらく継続していこうと決めました。
検証できる人と繋がっておく
今回のビジネスのターゲットは飲食店の経営者や正社員の方でした。仙台の街には飲食店が多数あるので、2日目の11:00〜13:30まで飲食店に飛び込みで話を聞きに行きました。しかしお会いできたのはアルバイトの方ばかりで、ターゲットの属性になかなかリーチ出来ず効果的な検証になりませんでした。
それ以降は飛び込みをやめて、知り合いの経営者にLINEなどで直接連絡を取ることでヒアリングしました。やはり直ぐに連絡を取れる人は財産だなと感じました。 普段から交流を広めておく大切さや、困った声などは記録しておくのは今後のビジネスの財産になりそうでした。
起業家とは?の軸を考える
最終日のピッチはチームメイトの方にお任せしました。彼は普段から講師をしており、キャラも明るく人の心を掴むピッチをしてくださいました。非常に素晴らしかったです!しかし今回のイベントで一番の反省点の一つが、最終ピッチをチームメイトに任せたことでした。自分の想いから発進しているアイデアなので、一番想いを伝えられるのは自分だし、発表が上手いからという理由だけで任せてはいけなポイントでした。改めて起業家とは何かを変えたいエネルギーの塊だと思うし、プレゼンテクを越えた力で人にアイデアを伝えられる存在だとブレないことが大切だと思いました。

各日の振返り
一日目
初日はどのチームにも所属しないで終わりました。
一分間ピッチでは「ダイニングアーケード」というアイデアでピッチしました。 名前もなにこれ?って感じだしピッチも言いたいこと言い切れず消化不良で終わりました。7月の石垣島SWから何も成長してないなと落胆しました。。。 しかしその後の話し合いでは5,6人の方に話を聞いていただくことは出来ました。 そして投票の結果、私のアイデアは生き残る事は出来ませんでした。
プログラムは次の「チーム作り」に移行しました。 私は他のチームに所属することは一切考えませんでした。この仙台SWに参加した理由は飲食業関連のアイデアで行動して磨くことでしたので。どうにか自分の飲食関連のアイデアでチームを作れないか行動しました。 どのチームに入るか迷ってる人に声かけたり、三人以上集まっていないチームに声かけたりと。しかし誰1人もチームに勧誘することは出来ませんでした。「もし迷ってたらうちのチームに入りませんか?」 というセリフは相手に全く響かなくて、「誰もいなくて非常に困ってるんです。あなたの力がほしいです。」 といった形で自分の困りごとをさらけ出して、素直にあなたに助けてほしいを伝えれば結果は違ったのではと後になって思いました。
そして勧誘に失敗した私は初日は誰ともチームが組めず、初日が終わりました。。。

二日目
二日目で自分の困りごとをさらけ出してチーム結成まで成功させられました。
あまり眠る事も出来ませんでした。 何かしないといけないと思いながら会場に向かうも、チームが組めていない自分は会場に行きづらく、途中でリタイヤすることすら頭に浮かびました。少し悩んで考えたのは、
1. 他のチームのアイデアに合流する
2. 引き続き飲食業関連のアイデアを続ける
3. 仙台オクトーバーフェストに行って現実逃避する (=リタイヤ)
のどの選択肢をとるか会場に着くまでずっと考えていました。やはり飲食業の人を救うんだという思いから、2. を選んで行動を開始しました。 真剣に誰かに助けと求めようとした結果、次の文をFacebookグループに投稿することが出来ました。

この投稿の結果、なんと1名の方がジョインしてくれました。 二日目から参加でなんと沖縄出身で仙台在住の方でした。 まだまだチームとしては成立していませんが非常に大きな転機でした。

二日目にはコーチングがあるのですが、なんとか私のチームも参加させていただけることに! 初日に惨敗してから会場に来るまで、コーチングを受ける事すら叶わないと思っていたので非常にうれしく、なんとか活動してよかったなと途中で嬉しくて涙がこみ上げました。 そして夕方にはオーガナイザーから2名もチームに参加して頂きなんとか正式にチームが結成し最終日のピッチに進むことが出来ました。



三日目
三日目は結果が出せず、ひたすら悔しい一日になりました。
三日目までに練り上げたアイデアが伝わるか不安だったので、私は会場にいたコーチの方に朝イチから壁打ちさせて頂きました。 その結果コーチの方もチームに加わって頂くという幸運にも恵まれました。 しかしアイデアはなかなかまとまらず、検証不足で受賞まで至りませんでした。初日の惨敗から考えると最後まで乗り切ったのは褒めたいのですが、自分の考えがまとまらなかったのと発表を自分でしなかったのはひたすら後悔が残りました。イベント後の打ち上げでは厳しいフィードバックが貰えそうなグループに参加して手厳しく指導を頂けました。 ひたすら自分のだめな部分があぶり出され、 何よりも7月から成長してない自分に失望して悔しく寿司屋で涙がでました。なぜここまで悔しく思えたかというと、 別のスタートアッププログラムで二週間ごとに劇的進捗することを目指していただけに、 成長できず殻をいつまでも破れない自分に情けなさすぎると思えたからです。そしてその後、ハピナ名掛丁商店街でストリートピッチ?をして、宿にまっすぐ帰り、 一旦情けない自分のことを忘れようと眠りに付きました。

まとめ
私は今まで沖縄や石垣で開催されたStartup Weekendに参加してきました。その過去2回と比較にならないほど真剣にSW仙台に参加できました! だから嬉しくも、悔しくも、涙がでるくらい感情が動いたのかなと。 そして仙台駅から仙台国際空港に向かう時、始めて来た仙台の街にただならぬ親しみを感じているのも実感しました。 次に仙台に来る時は今よりも成長して帰ってきます!
